教師の暴力の映像から
- 2013/09/21
- 16:17
浜松日体大高校の顧問教師の暴力映像が問題になっている。
同じ静岡県内であるし、人ごとではない。
息子にYouTubeのトップになっていると聞いて見たのだが、とても直視できないほど、一人の子を叩き続けるのだ。
何度もしつこく叩くその様は、教育と呼べるもののかけらすらなく、自己満足以外の何物でもない。
本当に悲しく、私がこの子の母親なら殴り込みに行くところだ。(だいたいすぐ返り討ちにあうのがオチだが)
私が悲痛の面持ちでその映像を見ているところ へ息子がいいことを言った。
「チームを統率するのには、暴力を使った方が楽かもしれないけど、でも全国は狙えないよね」
一応全国レベルの空手部にいただけのことはある。いいことを言うな、息子。
(ちなみにうちの子は、高校から始めた為、ヤツが全国レベルなわけではありませんので、悪しからず)
「あんたの空手部は、指導ってどうしてたの?叩いたりした?」
「先生が直接1年を怒ることはしなかったよ。先生は3年に言って、3年は2年に言って、2年は1年に言う。」
「ふーん、なるほどねえ」
上級生が、下級生へ指導することで、何が起こるのだろうか。
そうか。
息子の話でちょっと腑に落ちた。
日本の教育は兵隊を作る教育で、
アメリカは将校を作る教育だと聞いたことがある。
まさにこの教師の行なっていたのは昔ながらの兵隊を養成する教育ではないだろうか。
スポーツする人間ではない私が言うのもなんだが、自分で考えることができる選手でなければトップには到底なれないという。
暴力で子どもを自分の思うように動かすことはできるかもしれない。
しかし、それは同時に、子どもに自分で考えることを放棄させてしまっていることにもなるのだ。
暴力を受けた子どもは、試合の中でのベストを考えるのではなく、教師の暴力や顔色を伺うことが最優先になってしまい、教師の言うことを聞こうと思うあまり、自由にプレイできなくなってしまう。
息子の空手部は、どうなんだろう。
上級生が教師に言われたことを自分で考え、自分で咀嚼して下級生に伝える、という方針らしい。
上級生が自分の言葉で伝えることで、リーダーシップを養うと共に自ら考える力をも養っているのかもしれない。
そこまで考えてるかな?あの先生たち(^◇^;)
息子の空手部は、確かに全国レベルらしく、指導と練習は大変厳しかったが、しかし指導を離れると和気あいあいとしていた。
教師の誕生日など、生徒が自主的に先生のためにコントを考え、サプライズでやって大盛り上がりだったとか。聞いているだけでも楽しく、子どもがうらやましく思うほどだった。
恐怖だけでは全国に行けないのだ。
私は叩くということを全否定はしない。時には必要だと思う方だ。
だが、子どもたちに将来どうなってほしいか?という大前提さえあれば、こんな連続ビンタはありえないと思う。
せっかくの青春時代、スポーツを心から楽しんでほしい。そう思う。
たまーにマジメに語る、てらっちでした。
同じ静岡県内であるし、人ごとではない。
息子にYouTubeのトップになっていると聞いて見たのだが、とても直視できないほど、一人の子を叩き続けるのだ。
何度もしつこく叩くその様は、教育と呼べるもののかけらすらなく、自己満足以外の何物でもない。
本当に悲しく、私がこの子の母親なら殴り込みに行くところだ。(だいたいすぐ返り討ちにあうのがオチだが)
私が悲痛の面持ちでその映像を見ているところ へ息子がいいことを言った。
「チームを統率するのには、暴力を使った方が楽かもしれないけど、でも全国は狙えないよね」
一応全国レベルの空手部にいただけのことはある。いいことを言うな、息子。
(ちなみにうちの子は、高校から始めた為、ヤツが全国レベルなわけではありませんので、悪しからず)
「あんたの空手部は、指導ってどうしてたの?叩いたりした?」
「先生が直接1年を怒ることはしなかったよ。先生は3年に言って、3年は2年に言って、2年は1年に言う。」
「ふーん、なるほどねえ」
上級生が、下級生へ指導することで、何が起こるのだろうか。
そうか。
息子の話でちょっと腑に落ちた。
日本の教育は兵隊を作る教育で、
アメリカは将校を作る教育だと聞いたことがある。
まさにこの教師の行なっていたのは昔ながらの兵隊を養成する教育ではないだろうか。
スポーツする人間ではない私が言うのもなんだが、自分で考えることができる選手でなければトップには到底なれないという。
暴力で子どもを自分の思うように動かすことはできるかもしれない。
しかし、それは同時に、子どもに自分で考えることを放棄させてしまっていることにもなるのだ。
暴力を受けた子どもは、試合の中でのベストを考えるのではなく、教師の暴力や顔色を伺うことが最優先になってしまい、教師の言うことを聞こうと思うあまり、自由にプレイできなくなってしまう。
息子の空手部は、どうなんだろう。
上級生が教師に言われたことを自分で考え、自分で咀嚼して下級生に伝える、という方針らしい。
上級生が自分の言葉で伝えることで、リーダーシップを養うと共に自ら考える力をも養っているのかもしれない。
そこまで考えてるかな?あの先生たち(^◇^;)
息子の空手部は、確かに全国レベルらしく、指導と練習は大変厳しかったが、しかし指導を離れると和気あいあいとしていた。
教師の誕生日など、生徒が自主的に先生のためにコントを考え、サプライズでやって大盛り上がりだったとか。聞いているだけでも楽しく、子どもがうらやましく思うほどだった。
恐怖だけでは全国に行けないのだ。
私は叩くということを全否定はしない。時には必要だと思う方だ。
だが、子どもたちに将来どうなってほしいか?という大前提さえあれば、こんな連続ビンタはありえないと思う。
せっかくの青春時代、スポーツを心から楽しんでほしい。そう思う。
たまーにマジメに語る、てらっちでした。