にほんのこれからのエネルギーを考えてみた
- 2014/07/08
- 22:03
こんにちは、てらっちです。
先日、我がまち掛川において電気新聞主催の『静岡エネルギーフォーラム』が行われました。
コーディネーターに勝間さんがいらっしゃるということで、カツマーのわたしとしては、単純にミーハー気分で行ったわけですが、充実した内容でいろいろ学びも多かったので、シェアしますね♪
あ、今回、超真面目な内容でお送りいたします。
パネラーは作家の鈴木光司さん(『リング』のひと)、エコノミストの中嶋壽志さん、常葉大学経営学部教授の山本隆三さん。
それぞれの分野からの意見をパネルセッションで伺うという構成でした。
この先は覚え書きを順に書き記します。
≪経済の状況≫
現在、アベノミクスは成長がとまり、停滞している
↓
原子力発電が止まっている現在、火力発電により化石燃料を使うことによる損失が大きい(1日100億円、年間にすると3.5兆円を燃やしている)
↓
電気代高騰による経済の悪循環(人件費削減、設備投資削減)
…ちなみに静岡は製造業の割合が全国的にみても多いため、あおりをうけ、日銀短観によると日銀静岡支店が全支店中最下位だとか。
≪他の再生エネルギーは?≫
原子力に代わる再生可能エネルギーはいろいろと模索されている。
・ソーラー。
大阪に設置されたメガソーラー(甲子園の広さ×5倍の面積)
天候に左右されやすいうえ、昼しか発電しない。雪の日は7%の稼働率で、200件分の電気量にしかならない
・充電池。
知ってのとおり、リチウムは高い。もし一般に使えるような巨大な設備にすると数兆円規模。
・揚水発電。
現在夜間に火力発電を動かして水を吸い上げ、昼間に水を落として仮の充電池のような役割で使っているが、火力なので結局コストが高い。増やすにも、環境破壊の問題がおおきい。
・地熱発電。
要は温泉を使った発電だが、10万キロワット程度の発電しかできない。
数年後には使えなくなる。
硫黄成分がつくため、使用中の発電機、ボウリングの穴の清掃のコストもかなりかかる。
・天然ガス、シェールガス
現在、アメリカ、カナダだけ生産。中国、アルジェリア、アルゼンチンなどが実験的に生産しているが、4~5㎞の掘削、さらに地形の悪い場所にパイプラインを引かなければならず、現実的に無理。
ヨーロッパでは、ガスとともにメタンガスも発生するため、CO2温暖化問題がとりざたされ、さらに圧力をかけた時に地震もおこるとあって、禁止となった。
・鶏糞発電!
本当にまじめにあるらしい。とにかく死ぬほど臭い!
・コミュニティ発電
バイオマス――コスト高く実現せず
・ヨーロッパの木を利用した発電?
実は発電しているのではなく、熱をそのまま利用しているのが実態。電気にするとエネルギーの6割くらいしか使えないが、熱利用なら100%利用できる。
≪結論≫
とにかく再生エネルギーだけではコストが高くつくし、安定した供給ができない。
原子力を止めたままでは膨大な化石燃料が必要となり、それに伴うコストが高くつき、経済的悪循環はじわじわと首をしめつづける。
今は原子力+火力で時間を稼ぎながら、次へとつづく再生可能エネルギーを模索していこう!
……とメモから起こした情報は以上です。
我が家はなぜか以前から原子力推進派で、専門家の方たちのリアルな現状、数値を聞いて、納得したという感じですね。
ただ。
ただですよ。
さすがにね、あのフクシマをみると原発自体、将来なくしていかなくてはいけないとは思うのです。
やはりあの原発は人間には荷の重すぎる怪物だと思うのです。
しかし、これまで政府が長い時間をかけて進めてきてしまった原発でなければ、今の経済の救世主になりえないとも思うのです。
我が家は、浜岡原発から20キロ圏内にあります。
けっして軽々しく考えているわけでもなく、いざとなったら日本のどこよりも被害をこうむる地域ですから、覚悟を決めての発言です。
東海地震もこれからです。
地震が来たら、津波、富士山噴火に原発放射能といろいろと危険なことだらけのため、もうママ友の間でも、
「ま、あきらめるしかないわな」
というのが地元、わたしたちの認識です。
ただ、危険だ、危険だでは何もすすまず、このままでは日本自身が沈没してしまいかねないとも思います。
リスクをどうとるか、日本人はテレビの報道だけに流されずに情報を収集し、選択しなければなりません。
最後に、勝間さんの言葉が印象的でした。
これから摸索する再生可能エネルギーは、既存のものではなく、見方を全く変えたイノベーションを起こすようなものでなければならない。
(おぼえなので、大体こんな感じの言葉だったと思ってください。)
もしかしたら、とんでもなく身近なところに新しいエネルギーの秘密が隠れているかもしれません。
今日はまじめなおべんきょうの、てらっちでした♪
先日、我がまち掛川において電気新聞主催の『静岡エネルギーフォーラム』が行われました。
コーディネーターに勝間さんがいらっしゃるということで、カツマーのわたしとしては、単純にミーハー気分で行ったわけですが、充実した内容でいろいろ学びも多かったので、シェアしますね♪
あ、今回、超真面目な内容でお送りいたします。
パネラーは作家の鈴木光司さん(『リング』のひと)、エコノミストの中嶋壽志さん、常葉大学経営学部教授の山本隆三さん。
それぞれの分野からの意見をパネルセッションで伺うという構成でした。
この先は覚え書きを順に書き記します。
≪経済の状況≫
現在、アベノミクスは成長がとまり、停滞している
↓
原子力発電が止まっている現在、火力発電により化石燃料を使うことによる損失が大きい(1日100億円、年間にすると3.5兆円を燃やしている)
↓
電気代高騰による経済の悪循環(人件費削減、設備投資削減)
…ちなみに静岡は製造業の割合が全国的にみても多いため、あおりをうけ、日銀短観によると日銀静岡支店が全支店中最下位だとか。
≪他の再生エネルギーは?≫
原子力に代わる再生可能エネルギーはいろいろと模索されている。
・ソーラー。
大阪に設置されたメガソーラー(甲子園の広さ×5倍の面積)
天候に左右されやすいうえ、昼しか発電しない。雪の日は7%の稼働率で、200件分の電気量にしかならない
・充電池。
知ってのとおり、リチウムは高い。もし一般に使えるような巨大な設備にすると数兆円規模。
・揚水発電。
現在夜間に火力発電を動かして水を吸い上げ、昼間に水を落として仮の充電池のような役割で使っているが、火力なので結局コストが高い。増やすにも、環境破壊の問題がおおきい。
・地熱発電。
要は温泉を使った発電だが、10万キロワット程度の発電しかできない。
数年後には使えなくなる。
硫黄成分がつくため、使用中の発電機、ボウリングの穴の清掃のコストもかなりかかる。
・天然ガス、シェールガス
現在、アメリカ、カナダだけ生産。中国、アルジェリア、アルゼンチンなどが実験的に生産しているが、4~5㎞の掘削、さらに地形の悪い場所にパイプラインを引かなければならず、現実的に無理。
ヨーロッパでは、ガスとともにメタンガスも発生するため、CO2温暖化問題がとりざたされ、さらに圧力をかけた時に地震もおこるとあって、禁止となった。
・鶏糞発電!
本当にまじめにあるらしい。とにかく死ぬほど臭い!
・コミュニティ発電
バイオマス――コスト高く実現せず
・ヨーロッパの木を利用した発電?
実は発電しているのではなく、熱をそのまま利用しているのが実態。電気にするとエネルギーの6割くらいしか使えないが、熱利用なら100%利用できる。
≪結論≫
とにかく再生エネルギーだけではコストが高くつくし、安定した供給ができない。
原子力を止めたままでは膨大な化石燃料が必要となり、それに伴うコストが高くつき、経済的悪循環はじわじわと首をしめつづける。
今は原子力+火力で時間を稼ぎながら、次へとつづく再生可能エネルギーを模索していこう!
……とメモから起こした情報は以上です。
我が家はなぜか以前から原子力推進派で、専門家の方たちのリアルな現状、数値を聞いて、納得したという感じですね。
ただ。
ただですよ。
さすがにね、あのフクシマをみると原発自体、将来なくしていかなくてはいけないとは思うのです。
やはりあの原発は人間には荷の重すぎる怪物だと思うのです。
しかし、これまで政府が長い時間をかけて進めてきてしまった原発でなければ、今の経済の救世主になりえないとも思うのです。
我が家は、浜岡原発から20キロ圏内にあります。
けっして軽々しく考えているわけでもなく、いざとなったら日本のどこよりも被害をこうむる地域ですから、覚悟を決めての発言です。
東海地震もこれからです。
地震が来たら、津波、富士山噴火に原発放射能といろいろと危険なことだらけのため、もうママ友の間でも、
「ま、あきらめるしかないわな」
というのが地元、わたしたちの認識です。
ただ、危険だ、危険だでは何もすすまず、このままでは日本自身が沈没してしまいかねないとも思います。
リスクをどうとるか、日本人はテレビの報道だけに流されずに情報を収集し、選択しなければなりません。
最後に、勝間さんの言葉が印象的でした。
これから摸索する再生可能エネルギーは、既存のものではなく、見方を全く変えたイノベーションを起こすようなものでなければならない。
(おぼえなので、大体こんな感じの言葉だったと思ってください。)
もしかしたら、とんでもなく身近なところに新しいエネルギーの秘密が隠れているかもしれません。
今日はまじめなおべんきょうの、てらっちでした♪