プライベートカンパニーという考え方
- 2015/06/26
- 20:10
こんにちは、てらっちです。
《サラリーマンしながら、副業してすごく稼いで、ハワイなんかで夫婦でのんびりできたらいいなー》
こう書くとかなり怪しい宣伝文句みたいですが^^;
しかしそ~んな♡かなりバラ色な感じの夢を、本気で体現してしまったのが、この本の著者、坂下仁さん。
『とにかく妻を社長にしなさい』
坂下仁
ご本人は一介の銀行員。あるとき借金をかかえたのですが、あるアイデアで妻に社長になってもらいそこから不動産で財をなし、最近はハワイの物件を手がけるまでになり、すでに現在の資産は数億円!
始めは借金まみれの銀行員がここまでどうやって復活したのか、興味がわきませんか?
前作は『今すぐ妻を社長にしなさい』
坂下さんの前作『今すぐ妻を社長にしなさい』を読んだとき、プライベートカンパニーに興味がわき、もっと具体的な話しを読みたい!と個人的に思っていましたら、ナイスタイミングで、
『とにかく妻を社長にしなさい』
が発刊されました。
「超実践編」と銘打っているように、実践するためのノウハウをぎゅっと閉じ込めた一冊となっています。
一章ずつ見ていきましょう!
お金の天動説
第1章では、会社設立のための「タネ銭」作りの方法を指南しています。
「お金=価値」ではない!
といった、「お金の天動説」なる著者の持論を展開しています。
「お金の天動説」とは、昔のお金に関するパラダイムにとらわれている人のこと。
「安いときにまとめて買わなきゃ」「とにかく貯金しましょう」「いつかは一軒家を建てなきゃ」といったパラダイムの転換を図ることで、無駄な浪費をなくし、そのお金をタネ銭にまわすことができる、といいます。
なるほど、たしかにセールでまとめ買いして実際に着ていない服、けっこうあるし、ひたすら貯金人生送っていたわたしは、超天動説な人間でした^^;いやはや。
妻が社長になるための会社の作り方…ですが。
『とにかく妻を社長にしなさい』
などというと、奥さんのいる一部の人だけにむけた本のようですが、わたしは違うととらえました。
妻社長がこちらの本の命題で、それにそって話しも展開していきますが、しかし我が家は共働き。妻(わたし)が社長になることはできません。だからちょっとナナメな読み方をしているのかもしれませんが、
副業を効率的に収入に結びつける指南書である!
と読みました。
いくらかでも収入があるならば、「個人事業主」よりも「合同会社」を作ることをこの本ではすすめています。
株式会社より気軽に作れる法人として「合同会社」というのがあるのだそうです。株式会社と同等の税制優遇が受けられ、かなりの節税となり、個人事業主では経費として扱われないものも経費扱いになるとか。
会社ですので規約は作ったりしなきゃいけないようですが、ネットの雛形で十分と、ノウハウを披露。
また、第1作では明かされなかった詳しいプライベートカンパニーの設立を自分で"やらない"方法、提出書類の書き方等、あらゆるフォローをしてくれてあり、著者のこれまで培った会社設立のノウハウを事こまかくシェアしてくれています。
妻でなくても、現在「個人事業主」をしていたり、これから自分で事業を興したい方にとっても非常に参考になると思います。
プライベートカンパニーの魅力
「お金の本質=感謝の気持ち」
いい言葉ですよね。
神田昌典さんもセミナーでそんなこと言ってたなーと思いつつ。
感謝される仕事をしたい、わたしもそう思います。
で、第3章では主に著者の経験による不動産関係のノウハウを、本当に詳しく教えてくれています。
銀行員なだけに、銀行や不動産の裏の事情なども暴露⁈
うむ、ちょっと不動産というと初動経費がかかるために敬遠していましたが、興味がわいてきます。
不動産なんて…と思っていましたが、そういえばうちのばーちゃんも、最後は不動産の収入でわたしよりもらっていました。わたしもあれを目指したい!
妻の説得術
最後の第4章では、妻をいかにして説得するかまで解説してくれています。
目的を具体的に、「夢実現シート」を使って目に見える形にする。女性に対してはストーリーで理解する生き物のため、将来の形をストーリーにして説得する、など。
どうやら著者もまず妻の説得に苦労した模様^^;
その失敗談もふくめ、解説してくれています。
まとめ
この本で感じたことは、いままで起業というと、今の仕事をスパッと辞めて新しく仕事を始めること、というイメージがありました。
しかし、どうやら仕事をしながらでも、なんとかなるのかもしれません。
パートナーの片方がパートやサラリーマン以外ならプライベートカンパニーを持つ、という選択肢もあるということ。もう片方はいつものように仕事し、効率的に節税しながら収入を得られるかもしれないのです。
坂下さんのすごいところは、起業を家族ぐるみで考えたところ。
しかも奥さんを社長にして一緒に会社を作ろう、というのは、今まであまりなかったアイデアなのではないでしょうか?
…ちなみに社長は妻でなくても、親でも子でも可能だそうです。
そして合同会社というメリット。
妻社長を抜きにしても「合同会社」という形は、本業以外でなんらかの収入を得た場合、一度考えに入れたほうがいい選択肢ではないか?と思いました。
利益が出ていないのに、手元にどんどんお金が残っていく…。え?っとおもいますでしょ?それが可能なんです。いいですねえ。
そんなわけで、こんど坂下さんのセミナーに行ってきます(笑)単純。
実践的セミナーらしいですが、どうなりますやら。
またご報告しますね。
てらっちでした