カンボジア旅行記 3日目
- 2013/03/08
- 23:24
前回のブログ、今日お送りする分がおかしな形でダブっていたことをお詫びいたします。
iPhoneとパソコンであちこち文章を移してブログしてるものですから、ミスばっかり。ちゃんと確認しますm(_ _)m
さて、3日目の予定は……
朝早起きしてバルーンに乗り、上空から朝焼けのアンコールワットを眺め、それから朝食→遺跡観光→現地の御宅訪問など→夕方六時には空港へ向うというメニューです。
しかーし!
さっそく朝一からトラブルです!
またです。一体何があったのでしょう?
一行は朝早く起き、さっそく現地にバスで移動しました。そこではすでに他の観光客がバルーンに乗って上空まで上がっており、こちらはそれを見ながら意気揚々とバルーンの撮影大会です。
バルーンは熱気球ではなく、水素かヘリウムかわかりませんが、ガスが充填されたまん丸のバルーン。そのバルーンで20人乗りのドーナツ型の大きなバスケットを吊り下げ、上空200mまで昇り、朝焼けに染まったアンコールワットを見下ろして観光することになっています。
ところが、前の客のバルーンを見ていると、風に煽られてかなり斜めに…。しばらく見ていましたが、あの揺れ方……吐くぞ!
みんなで次第に降りてくるバルーンをぽかんと眺めていましたが、風が強いため、一時中断となりました。はあ。
一度ホテルに戻って朝食をとり、チェックアウトをし、また後で来るということになりました。
朝バイキングは、昨日目をつけていたフォーにチャレンジ!
姉さんがその場で野菜を選んで春雨を入れてよそってくれるのですが、わけのわからない野菜がずらっと並んでいますし、注文の仕方がわかりません。しばし観察。どうやら姉さんが勝手に野菜を選んで作ってくれるようです。「one」と指さして言ったら作ってくれました。
それから我が社のフォーを食べたい人はみんな「one」と言って注文^^;
朝食バイキングをいろいろと欲ばって取って席に着くと、ボーイさんが
「夕べはよく眠れましたか?」
的な事を言ってきました。おお聞き取れた!と思ったのはいいのですが、とっさに返す言葉が出てきません。
結局イエース!しか言えず…今までの勉強は何だったんだろうって軽く凹みました。こういう時にウィットにとんだ言葉を返したいんですが。いや、最低限のセリフでいいんです。
英語がしゃべりたい。
ずっとむかし、半年だけシンガポールに住んでいたのですが、外人さんのちょっとした一言にものすごく感動し、そして英語に憧れました。その人にとっては常套句なのかもしれないけど、本当にオシャレで相手の事を思う言葉で胸にジーンとくるのです。
おやすみなさい、と夕方別れ際のあいさつをする時も、
Have a nice dream!
って聞いただけで感動。いい夢を!なんて言った事ないでしょ?
私が日本に帰る時も、インドのおっちゃんがいろいろ言ってくれたけど私が聞き取れず、向こうが要約してくれて
It's mean, I hope your good luck!
にまたジーン。あまり普段話せなかったけれど、別れ際の優しい言葉にとっても感動したのでした。
やっぱり英語を修行せねば、と思った一瞬です。とはいえ20年たってもまだ進歩ないんですがね。
ちょっとそんなことを思い出しました。
ちなみにフォーはとっても美味しかったです♫
チェックアウトして再び観光へ。
もう一度バルーンの場所に寄ってみますが、やはりまだ風が強いとのことで、遺跡観光を先に回ります。
向かうはロリュオス遺跡群。
アンコールワットに都が移される前の王朝の遺跡だそうです。
暑さに再び死にそうになりながら歩きますが、何よりやはり彫刻が美しかった!
昼食、コース表には中華バイキングと書いてあったけれど、なぜか今までの店とほとんど同じメニューでした。
やはり衛生的なことが気になりますので、皿のチェック、食べ物のチェックと皆保健所の職員のごとく目を凝らして食べ物を求めます。昨日からの二日間で皆だんだんと食べられるものを把握し、結局毎回チャーハン、青菜の炒め物と無難な食べ物に向かいます。味の濃い薄いはありますが、とにかく、食べられる!ということで。もう美味いまずいは言ってられない状況です。
午後になり、レザーカービングの工房を訪ねました。
牛の革に太い釘で穴をあけてゆき、見事な図柄を完成させた芸術品です。
これは見事でした。
子供たちが一生懸命に細かい細工を太い釘と金づちだけで彫っている姿はひたすらに真面目で、ぜひうちの工場で欲しい人材だと皆で絶賛です。下手な現代の日本人より、根気強いことは間違いありません。
でも、好きでやっているだけならいいのですが、この年から働かなければならない現実も垣間見えました。どう見ても幼稚園児くらいの子までいるのです。
でも作品は本当に素晴らしいものでした。
子どもたち(大人もいますけどね)の姿に見入ってしまって、写真を撮らなかったんですよー。撮っておけばよかった。
お宅訪問。一般人の家の前で生活の様子の説明を聞きました。
カンボジアでは雨季と乾季があること、雨季しか米が作れないことなど、農業の話。
電気は通ってないので各家庭で車用のバッテリーを持っていて、一週間に一度か二度、充電屋が回ってくるので、その人に渡して充電して使っているなど生活のはなし。
犬が大好きで、放し飼いであるなど。
実際、そこかしこに野良犬だらけでした。でもかわいがってる、という割に汚いんだよなあ。
そしてまたしつこくバルーンに向かいました♪もう三度目です。いい加減向こうの人も呆れてました。
どうやら、先ほどパイロットの恐いおっちゃんとこちらの添乗員さんがやり合っていたようで、気の弱そうなリーさんはやり込められていたようです。かわいそうに。
パイロットの人も帰った後だったため、結局は乗れずに終わってしまいました。社長がみんなにどうしてもバルーンに乗る経験をさせてあげたいと強く思ってくれていたらしいのですが、残念でした。
その後、マダムサチコのアンコールクッキーの店へ。
ご存知でしたか?日本の女性、マダムサチコさんのお店。彼女がカンボジアのお土産がないと、会社を立ち上げ、カンボジアの人を雇ってクッキーを作り、大成功しているんです!
ココナッツを使ったクッキーもなかなか素朴で美味しかったのですが、残念ながら全く同じ品を日本のカタログで頼んでしまった後^^;
ここで買えばカタログよりもっと安かったのにと残念でした。
でもペッパーカシューナッツとビールのセット7ドルをお土産に買い込みましたよ♪ここではドルも日本円も使えました。
そしてここでマンゴーのかき氷を食べましたが、これが絶品!マンゴーを大満足で堪能してきました。何より日本人のお店で、氷もきれいな水を使っているということ。安心して食べられましたよ。
夕方、慌ただしく夕飯をたべ、空港へ向かいます。
これが最後の空港の姿。
さようならカンボジア。
トラブルばっかりだったけど、楽しかったよ!
そして、日本に帰ったその日、あのエジプトの熱気球が燃えて落ちてしまった事故が報道されました。
本当に帰ってすぐの報道で人ごととは思えず、ぞっとしました。
アンコールのバルーンと、熱気球では仕組みも違いますから、安全面ではかなり違うのでしょうが、保険はどちらも効かないとのこと。
そして数日後、カンボジアのプノンペンで日本人が殺害されたというニュースまで。
本当に無事に帰ってこれたことに感謝するとともに、亡くなった方々のご冥福をお祈りします。