ニギハヤヒのお話し
- 2013/01/06
- 00:49
さて、先日書くと言っていたお正月さまの話しの続きでございます。早くしないとお正月終わっちゃうわ。
お正月さまはなぜ、こんなに日本全国で敬われ愛されているのでしょう。
お正月さまは一体だれなのでしょう。
この間書きましたが、お正月さまはいくつか別名があります。
その一つに歳神さまがあります。
そしてまた歳神さまの幾つかある別名の一つにニギハヤヒという神さまがあります。
どちらかと言うと、お正月さまが親しみを込めて呼ばれた別名と言えるかもしれません。
要するに、『古事記』『日本書紀』等の神さまにはよくあるのですが、一人の神さまに、とてもたくさんの名前があるのです。
それは、庶民から讃えられれば讃えられるほど、多くの称号として、名前が贈られるのでしょう。
で、そのニギハヤヒという神様が何気にすごい神様なんです。
そして世の研究してる人々が、この神について、いろんな説を唱えている、いわゆるいわく付きの神さまであります。
そのニギハヤヒの諡号(しごう)は
天照国照彦天火櫛玉饒速日命(あまてるくにてるひこほあかりくしたまにぎはやひのみこと)
と言い、『古事記』『日本書紀』では少ししか登場しない神様です。
『古事記』『日本書紀』では天皇家の初代天皇である、神武天皇の章でニギハヤヒは登場します。
宮崎の高千穂岳に降りてきた天孫(天照大神の孫)の神武天皇が日本を統一するために東征して近畿地方にたどり着いたときに、天神の子として先に大和地方に君臨していたのがニギハヤヒです。
ニギハヤヒは大和地方の豪族ナガスネヒコの妹と結婚しており、すでに大和地方を勢力下においていました。
豪族ナガスネヒコは君と崇めるニギハヤヒが天神の子と聞いていたのに、また新たな天神の子を名乗る者が現れたので、疑い戸惑いました。神武天皇に言われるままニギハヤヒから受け取った天羽羽矢(あまのははや)を天神の子の証拠として見せました。
そしてニギハヤヒが天の者であることを神武天皇は認めましたが、ナガスネヒコは納得いきません。
結局ニギハヤヒは天神が何人もいることを分からないナガスネヒコを殺し、神武天皇にその座を譲りました。
なんだかずいぶんあっさりとその座を渡したのですが、要は、大和地方を先に治めていた神さまだ、ということは分かります。
そして先ほどの諡号(しごう)、
天照国照彦天火櫛玉饒速日命(あまてるくにてるひこほあかりくしたまにぎはやひのみこと)
この中に見覚えのある単語がありませんか?
この神さまが、もともとの天照大神なんです。
京都府宮津市の籠神社の由来によると、
主祭神は彦火明命、亦名天火明命・天照御魂神・天照国照彦火明命・饒速日命
とあります。
そして多くの天照と名のつく神社の祭神は、ニギハヤヒ、もしくは天火明命、天照国照彦火明命となっているんですね。
女神である天照の名は見当たらないんです。
そしてまた異名で神社の祭神の由来を辿っていくとまた新たな謎が増えていき、研究者の研究心をそそるのです。
お正月さまと讃えられる方です。
きっとスーパースターだったんだろうなあと、妄想しながら、今日はここまで。
お正月さまはなぜ、こんなに日本全国で敬われ愛されているのでしょう。
お正月さまは一体だれなのでしょう。
この間書きましたが、お正月さまはいくつか別名があります。
その一つに歳神さまがあります。
そしてまた歳神さまの幾つかある別名の一つにニギハヤヒという神さまがあります。
どちらかと言うと、お正月さまが親しみを込めて呼ばれた別名と言えるかもしれません。
要するに、『古事記』『日本書紀』等の神さまにはよくあるのですが、一人の神さまに、とてもたくさんの名前があるのです。
それは、庶民から讃えられれば讃えられるほど、多くの称号として、名前が贈られるのでしょう。
で、そのニギハヤヒという神様が何気にすごい神様なんです。
そして世の研究してる人々が、この神について、いろんな説を唱えている、いわゆるいわく付きの神さまであります。
そのニギハヤヒの諡号(しごう)は
天照国照彦天火櫛玉饒速日命(あまてるくにてるひこほあかりくしたまにぎはやひのみこと)
と言い、『古事記』『日本書紀』では少ししか登場しない神様です。
『古事記』『日本書紀』では天皇家の初代天皇である、神武天皇の章でニギハヤヒは登場します。
宮崎の高千穂岳に降りてきた天孫(天照大神の孫)の神武天皇が日本を統一するために東征して近畿地方にたどり着いたときに、天神の子として先に大和地方に君臨していたのがニギハヤヒです。
ニギハヤヒは大和地方の豪族ナガスネヒコの妹と結婚しており、すでに大和地方を勢力下においていました。
豪族ナガスネヒコは君と崇めるニギハヤヒが天神の子と聞いていたのに、また新たな天神の子を名乗る者が現れたので、疑い戸惑いました。神武天皇に言われるままニギハヤヒから受け取った天羽羽矢(あまのははや)を天神の子の証拠として見せました。
そしてニギハヤヒが天の者であることを神武天皇は認めましたが、ナガスネヒコは納得いきません。
結局ニギハヤヒは天神が何人もいることを分からないナガスネヒコを殺し、神武天皇にその座を譲りました。
なんだかずいぶんあっさりとその座を渡したのですが、要は、大和地方を先に治めていた神さまだ、ということは分かります。
そして先ほどの諡号(しごう)、
天照国照彦天火櫛玉饒速日命(あまてるくにてるひこほあかりくしたまにぎはやひのみこと)
この中に見覚えのある単語がありませんか?
この神さまが、もともとの天照大神なんです。
京都府宮津市の籠神社の由来によると、
主祭神は彦火明命、亦名天火明命・天照御魂神・天照国照彦火明命・饒速日命
とあります。
そして多くの天照と名のつく神社の祭神は、ニギハヤヒ、もしくは天火明命、天照国照彦火明命となっているんですね。
女神である天照の名は見当たらないんです。
そしてまた異名で神社の祭神の由来を辿っていくとまた新たな謎が増えていき、研究者の研究心をそそるのです。
お正月さまと讃えられる方です。
きっとスーパースターだったんだろうなあと、妄想しながら、今日はここまで。