韓国の大統領にお願いです。

韓国の方々、女性大統領就任、おめでとうございます。
女性大統領就任にあたって、ひとこと言いたいことがあるのです。

わたしが日本の古代史を勉強していて強く感じたことがあります。特に『日本書紀』を読んでいると、本当によく出てくるんです。

百済や新羅が。

それは、日本と朝鮮（百済や新羅、高句麗をまとめてここでは朝鮮と表記します）が非常に密な関係にあり、活発な交流があったということ。

遺跡からその様子は伺えます。
福岡の遠賀川遺跡からは朝鮮で出土する副葬品とほぼ同じデザインの副葬品が出ることがあったり、反対に日本でしか産出されない翡翠のアクセサリーが朝鮮から出土したりとお互いの交流をしめす証拠が数多くあります。
九州の北西部では、日本全国から出土する人骨とは骨格が少々異なり、大陸系の人間の骨格が非常に多く、移住してきたとみられています。

日本書紀には日本から朝鮮へ渡った記述も豊富で、百済、新羅の勢力争いの一端に日本も絡んでおり、有名な白村江の戦いはご存知の通り。

現在では考えられないくらい、活発な、もっと身近な交流があったのです。

それもそうでしょう。
対馬からは朝鮮半島が見えるんですから。

国境のない時代、すぐそこに見える国と行き来があったのは当然です。

朝鮮には時代の最先端の中国文化が流れ込み、金海市は古代の良い鉄の産出場だったのですから古代日本人はそれらを求めて渡ったでしょう。
反対に蓬莱の島と呼ばれた日本に憧れて海を渡った人、戦いに敗れて難民となって流れてきた人なども日本に来ました。
朝鮮半島から福岡の間には、小島が点々とし、それらを伝って普段から農産物などの交易があったことも想像できます。

それだけ交流があれば、好意を持って結婚したり相手の故郷に移住したり、深い血縁になることも、古代から多かったと推察されます。

で、何が言いたいのかと言いますと、それだけ行き来があった状態で、竹島がどっちのものか？とかいう論議はアホらしくて話しになりません。
どっちのものと線引きできないほどの交流が太古からあったのです。

それをすわ戦争か？という勢いで、独島独島と叫んでいますが、はっきり言って、迷惑です。

あんな岩だけの島をかけてもめて、まさか戦争なんてしないでくださいよ。

私には息子が二人います。

あんな岩の島ごときのために戦争なんてバカらしいと思いませんか。
そんなことのために子どもを戦わせることになったら、母親として許せることではありません。

女性大統領なら、母の気持ちがわかってくれるでしょうか？

私は国際政治とかはよく分かりません。
単純に仲良くすりゃいいじゃん？
という考え方しかありません。
両国は素晴らしい人材が多いのですから、お互いに協力すればいいのに。

誰か韓国の新しい女性大統領に伝えてください。
日本の一人の母のお願いです。