卓球小僧、あんたはおかしい

こないだめでたく高校の卓球大会で入賞し、久々に新聞に（ちっちゃく）名前が載った、息子二号。

すごいじゃーん♫と褒めまくったが、ふと思い出した。

「そういや、あんたラバー買うって言って買ってないじゃん」

ラバーってな、あの卓球の表面のゴムである。あれはちょいちょい買い替えちゃあ、自分で貼るシロモノなのだ。

子どものおかげでいろんなことを勉強させてもらうよ。

ただ、あれがビックリするほど高い。
ピンキリはあるが、子どもが欲しいのは1万円くらいのやつだ。

「ラバーもそうだけどさ、俺シューズもないんだよ。で、中学の時の履こうと思ったけどやめて、学校の履いてった。みんなに、なにそれ？ハンデ？とか言われた」

新たな事実である。

一応、高いから、親に悪いと思って、と言う。

泣かせるじゃないか。

しかし、部活で必要なモノが買えないくらいビンボーはしてないのだ。

「あんた必要なモノはちゃんといいなさいよ！もしかしたら、シューズやラバーが違えば今日の8位が5位になってたかもしれんじゃん」

「いや、いい」

しかし、ヤツは次の瞬間とんでもない事を言う。

「シューズもラバーもいいから、ipod買ってくれ
」

あほかっ！！

しかももっと高いし。

結局は、そういう魂胆だったのだ。

あまりに呆れたのでどっちも買わない。
まったく